乳房切除後のリハビリ運動
乳房切除手術は身体的・精神的に大きな衝撃を与えます。胸は自己認識の一部であるため、手術後に自分自身を見失うことがあります。回復を早めるためには、医師の指示に従い、術後の検診で指示されたエクササイズを痛みがあっても実施することが重要です。医師が安全と判断するまで、無理に運動を始めないでください。
壁プッシュ
壁から腕の長さほど離れ、手のひらを壁につけます。顎を前に下げ、ゆっくりと後ろに数歩下がります。最初は痛みを感じる前に止め、肩が伸びる感覚を確認したら止めます。前に戻り、医師の指示通りに繰り返します。
腕スイング
手術側の腕を反対側の手で軽く支え、肘を曲げた状態で上げます。痛みが出ない範囲でできるだけ高く持ち上げ、5秒間キープします。その後、ゆっくりと元に戻します。腕が体側に落ちないように注意し、医師の指示通りに繰り返します。根治的乳房切除の場合は指示されないことがあります。
ベンチプレス(仰向け)
床に仰向けになり、膝を立てて足を床につけます。両手に軽いダンベル(または水の入ったペットボトル)を持ち、手を頭上に滑らせます。肘を曲げながら腕を滑らせ、手が頭の近くに来たら止めます。医師の指示に従って繰り返します。筋力がついてきたら、腕を滑らせるのではなく持ち上げてダンベルを上げるように変えていきます。
ウィングス(開胸運動)
床に仰向けになり、膝を立てて足を床につけます。肩から腕をまっすぐ伸ばし、両手に軽いダンベルを持ちます。ゆっくりと腕を上げ、手が合うまで持ち上げます。再び下げて医師の指示通りに繰り返します。この運動は術後全体の可動域回復に効果が高く、最後に指示されることが多いです。実施前に必ず軽いウォームアップを行ってください。
