乳房切除後の感染予防ケアガイド

術後ケア

乳房切除術(マステクトミー)は乳がんの治療や予防のために行われる手術です。手術自体は約1〜2時間で終了しますが、完全に回復するまでに最大6か月かかることがあります。術後は感染予防が最重要課題となりますので、以下のポイントを守りましょう。

1. 切開部の清潔保持

手術後は創部が包帯で覆われます。看護師から正しい創部と包帯の取り扱い方法を説明してもらい、次の手順でケアしてください。

  • 縫合糸やステープルは、1日1回はぬるま湯と弱い石鹸で優しく洗浄します。
  • 洗浄後は創部をしっかり乾かし、清潔な新しい包帯を巻き直します。
  • 医師が抗菌クリームを処方した場合は、包帯を巻く前に創部に塗布してください。
  • 包帯が濡れた、汚れたときはすぐに交換し、創部が汚染されないように徹底します。

2. ドレーンの管理

術後、乳房や腋下にドレーンが設置されることがあります。ドレーンは創部からの血液や体液を排出し、回復を助けます。

  • 医師または看護師の指示に従い、ドレーンの取り扱い方法を正確に守ります。
  • 多くの場合、1日3回の排液が必要です。排液時は量と色を記録し、異常があればすぐに医療スタッフに報告します。

3. 抗生物質の服用

感染予防のため、術後に抗生物質が処方されます。指示通りに服用し、症状が改善しても必ず全ての薬を飲み切ってください。途中で中止すると、感染リスクが高まります。

4. 感染サインのチェック

創部に以下の症状が現れたら、すぐに医師に連絡してください。

  • 赤みや腫れが広がる
  • 悪臭を伴う分泌物や膿が出る
  • 発熱や全身のだるさ

感染は早期に対処しないと重篤な合併症につながります。


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