乳様突起切除術(乳様摘出術)前の患者準備
1. 全身状態の評価:患者の健康状態や既往歴を詳細に確認し、手術に耐えられるかを判断します。必要に応じて心臓・呼吸器などの専門医と連携し、基礎疾患を最適に管理します。
2. 耳鼻咽喉領域の診察:耳・鼻・喉の総合的な診察を行い、乳様突起の病変範囲を把握し、手術方針を決定します。
3. 画像検査:CTやMRIなどの高解像度画像検査を実施し、乳様突起の解剖構造と病変の広がりを詳細に評価します。
4. 聴力検査:オーディオグラムで聴力を測定し、術前の聴力状態や手術後の影響を予測します。
5. 血液検査:全血球数や血液化学検査などの基礎的な血液検査を行い、全身状態や感染リスクを確認します。
6. 手術前の薬剤指示と生活指導:血液を薄める薬(抗凝固薬)やNSAIDsなど出血リスクのある薬剤は手術前に中止するよう指示します。また、絶食時間、入浴方法、術前の衛生管理など具体的な準備事項を説明します。
7. 麻酔評価:麻酔科医が患者に最適な麻酔方法(全身麻酔または局所麻酔+鎮静)を検討し、リスクや注意点を説明します。
8. 同意取得と術前教育:手術内容、期待できる効果、リスク・合併症、代替治療について十分に説明し、インフォームド・コンセントを取得します。術後の痛み管理や回復期間についても具体的に指導します。
9. 手術前の消毒入浴:感染防止のため、抗菌石鹸を使用した入浴を指示することがあります。
以上の準備をしっかりと遵守することで、乳様突起切除術の安全性と快適さが高まります。
