乳房切除術の手順と概要
1. 手術前の準備
患者は全身状態を評価され、手術に耐えられるか確認されます。医師は既往歴、服用中の薬、アレルギーをチェックし、手術内容と期待される結果を詳しく説明します。感染防止のため手術部位はシェービングされ、静脈路が確保され、手術中に必要な薬剤や液体を投与できるようにします。
2. 麻酔
通常、全身麻酔が用いられ、手術中は意識がなく痛みを感じません。
3. 切開
外科医は乳房に切開を加え、乳腺組織へアクセスします。切開の位置・長さは実施する乳房切除術のタイプに応じて決定されます。
4. 乳房組織の除去
全乳房切除(全摘)では乳房全体、乳頭・乳輪を含むすべての組織を除去します。部分切除(腫瘍切除)ではがんが確認された部位のみを切除します。必要に応じて、がんの転移を調べるために周囲のリンパ節も一部摘出されます。
5. 再建(オプション)
術中または術後に乳房再建を選択することができます。インプラント、自己組織(腹部や背部からのフラップ)を用いる方法、またはその組み合わせが一般的です。
6. 縫合・ドレーン設置
組織除去が終わったら、切開部は縫合または外科用接着剤で閉じます。術後の血液やリンパ液の貯留を防ぐために、一時的にドレーンを設置することがあります。
7. 術後管理
患者は回復室で経過観察され、痛みのコントロールが行われます。傷のケア、日常生活の制限、定期的な診察についての指示が提供されます。手術の内容や個々の状況に応じて、詳細は異なるため、医療チームと十分に相談することが重要です。
