乳様突起摘出術(mastoidectomy)とは何か
乳様突起摘出術とは
乳様突起摘出術(mastoidectomy)は、耳の後方に位置する乳様骨(mastoid bone)から感染や疾患がある組織を除去する外科手術です。主に乳様骨炎(mastoiditis)の治療に用いられ、耳の痛み、腫れ、膿漏、難聴などの症状を改善します。
手術の目的と流れ
手術では、感染した組織を取り除き、中耳が適切に排液できるよう新たな空間を作ります。全身麻酔下で行われ、手術時間は数時間、術後は数日間入院が必要です。
主な手術法の種類
感染の範囲や患者の状態に応じて、以下の3つの方法が選択されます。
シンプル乳様突起摘出術
感染組織のみを除去し、周囲の骨は残す比較的軽度の手術です。
ラジカル乳様突起摘出術
感染組織に加えて、周囲の骨も広範囲に除去する徹底的な手術です。
修正ラジカル乳様突起摘出術
ラジカル手術ほど広くは除去せず、感染組織と一部の周囲骨を取り除く中間的な手術です。
術後の経過と注意点
手術後は傷口の管理と感染予防のために抗生物質が投与されます。聴力の回復や再発防止のため、定期的な耳鼻科受診が推奨されます。
