コロストミー手術の流れと術後のケア
術前の準備
医療評価:手術に耐えられるかどうか、血液検査や心電図などで総合的に評価します。
絶食:麻酔中の合併症を防ぐため、手術前数時間は飲食を控えます。
手術手順
- 麻酔:全身麻酔を施し、意識を失って痛みを感じない状態にします。
- 体位:患者は仰向けに寝かせ、膝を軽く曲げた姿勢で手術台に配置します。
- 皮膚の消毒:腹部を清潔にし、感染リスクを低減させます。
- 切開:人工肛門(コロストミー)を作る部位に応じて、左または右下腹部に切開を入れます。
- 結腸の露出:健康な結腸部分を慎重に特定し、動かして手術野を確保します。
- ストーマの作成:結腸の一部を腹壁の開口部から引き出し、外部に通す通路(ストーマ)を作ります。
- ストーマの固定:縫合糸でストーマを腹壁に固定し、内側に引っ込まないようにします。
- ストーマ口の拡大(必要に応じて):便の通過をスムーズにするため、ストーマ口を適度に広げます。
- 切開の閉鎖:縫合糸または外科用ステープルで腹部の切開部を丁寧に閉じます。
- ドレッシング:ストーマ部位に保護用ドレッシングを装着します。
- モニタリング:手術中・術後に血圧・脈拍・酸素飽和度などのバイタルサインを継続的に観察します。
術後の回復
患者は数日間入院し、術後の経過観察と医療スタッフによるケアを受けます。
退院前にストーマの扱い方、食事の注意点、日常生活での留意点を指導されます。
退院後は定期的に医師の診察を受け、ストーマの状態や体調の変化をチェックしてもらうことが重要です。
