ボトックスに関する問題点と注意点

ボトックスは1990年代初頭に美容業界へ登場し、2002年に米国食品医薬品局(FDA)が美容用途を正式に承認しました。以降、外科手術よりも低コストで短時間、侵襲性の低い代替手段として多くの人に利用されていますが、完璧な製品というわけではなく、さまざまな問題点が指摘されています。

ボトックスとは

医薬品名はボツリヌス毒素で、特定の表情筋を一時的に麻痺させることで、皺の原因となる眉間や笑顔などの動きを抑えます。主な施術部位は額、目の周り、口元などです。

副作用

処方薬と同様に、使用前に副作用について理解しておく必要があります。一般的な副作用としては、吐き気、赤み、腫れ、痛みなどがあり、注射後数時間以内に現れますが、通常は1週間以内に自然に改善します。

注意点

ボトックスは注射部位から体内へ拡散し、脊髄や脳に到達する可能性があると報告されています。イタリアの研究機関がラットに投与した実験では、注射部位以外にも薬剤が移動し、神経系に影響を及ぼすことが確認されました。人間で同様の事態が起きた場合、重篤な結果を招く恐れがあります。

施術者の選択

資格を持たない者が注射を行うと、用量ミスや不適切な注入による合併症が起こりやすくなります。また、過敏症やアレルギー反応への対応知識が不足しているため、万が一の際に適切な処置が取れません。必ず認定医や経験豊富な医師に施術を依頼してください。

死亡例

極めて稀ですが、ボトックス使用に関連した死亡例が報告されています。ロサンゼルス・タイムズは、製造元に対し多数の集団訴訟が提起されたことを報じており、ボツリヌス毒素A型は世界で最も致命的な毒素の一つです。

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