大腸切除術の概要と注意点
大腸は食物を体内の老廃物へと変換する役割を担う約5フィート(約1.5メートル)の長さの器官です。盲腸・虫垂・結腸・直腸の4つの部分から構成されますが、様々な疾患により大腸の一部または全体を外科的に除去しなければならないことがあります。
手術の種類
- 全結腸切除(Total Colectomy):大腸全体を除去する手術です。
- 部分結腸切除(Subtotal/Partial Colectomy):大腸の一部だけを切除します。
- 半結腸切除(Hemicolectomy):左側または右側の結腸を除去する手術です。
- 直腸結腸切除(Proctocolectomy):結腸と直腸の両方を除去します。
適応となる疾患・原因
- 結腸からの大量出血
- 腸閉塞や腸破裂
- クローン病、潰瘍性大腸炎
- 結腸癌(治療目的または予防的切除)
手術に伴うリスク
- 出血や血栓(脚部・肺)
- 感染症
- 結腸近傍臓器の損傷
- 吻合部(残存腸の再接続部)の破裂や漏れ
手術後の結果と生活
- 残存した腸を直接吻合すれば、通常通り排便が可能です。
- 残存腸を胃や腹壁に開口部(ストーマ)とつなげる場合は、コロストミーバッグを装着し、外部で便を受け取ります。
