痔核切除術(ヘモロイド切除術)とは何ですか?
目的(機能)
痔核切除術は、肛門周囲の血管が拡張した痔核による出血、疼痛、脱出(脱垂)などの症状を改善するため、過剰な痔核組織を外科的に除去する手術です。Mayo Clinicによれば、進行した痔核に対して最も完全かつ効果的な治療法とされていますが、他の治療法に比べ合併症のリスクはやや高くなります。
手術手順
手術は局所麻酔または全身麻酔下で行われます。外科医はメス、電気メス、またはレーザーを用いて痔核組織を切除します。切除後、傷口を縫合することもあれば、自然治癒を待つこともあります。多くの患者は手術当日に退院しますが、場合によっては1~2日入院することがあります。
留意点(ステープル痔核切除術)
切開を行わないステープル痔核切除術という方法もあり、ステープルで血流を遮断して痔核組織を縮小させます。この手術は従来の切開法より痛みが少なく、回復が早いとされていますが、再発や脱出のリスクがやや高い点に留意が必要です。
術後のケア
術後数週間は疼痛管理が重要です。医師は鎮痛薬を処方し、便秘予防のために下剤や高繊維食を指示します。坐浴(シッツバス)を行うことで痛みや不快感の軽減が期待できます。仕事復帰は痛みや腫れの程度、業務内容により数日から数週間の範囲で決まります。
リスク・合併症
術後2~6週間は特に痛みが強く、軟便でないと痛みが増すことがあります。場合によっては麻薬系鎮痛薬が必要になることもあります。出血や感染、残存痔核の炎症、排尿困難などのリスクがあります。また、痔核は再発することがあり、再発率は約5%と報告されています。
