肩関節鏡手術後の回復ガイド

肩関節鏡検査(肩関節鏡手術)は、肩の構造を詳しく観察し診断するための外科手術です。皮膚に数か所小さな切開を入れ、関節鏡という細長いチューブを挿入して関節内部を直接確認します。関節鏡には小型カメラが取り付けられ、リアルタイムでモニターに映像が映し出されます。多くの場合、手術は日帰りで行われ、術後は自宅での回復が中心となります。

回復期間

  • 肩関節鏡手術後の回復には数か月を要します。その間、腕をスリングで固定し、修復部位に負荷がかからないように保護します。ワシントン大学医学部によると、患者は完全に治癒する前に症状が改善し始めることが多いですが、再度の損傷を防ぐためにリハビリ指示を守ることが重要です。

薬剤

  • 手術直後は強力な鎮痛薬が投与されます。主にデメロールやモルヒネなどのオピオイド系鎮痛薬が使用されます。退院後は医師が適切な痛み止めを処方し、コデイン、ヒドロコドン、オキシコドンなどが一般的です。また、イブプロフェンやナプロキセンといった非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)も併用されます。

睡眠

  • 術後数日間は快適な姿勢が取りにくく、睡眠が妨げられることがあります。最初の数週間はうつ伏せや横向きでの寝姿は避け、背中を向けて仰向けに寝るのが推奨されます。枕で肘を支えると、肩への負担を軽減できます。

日常活動

  • 回復期間中は肩の使用を制限します。手術後3〜4週間は腕を頭上に上げたり、肩に大きな負荷をかける動作は控えてください。スリングは指示された肘・手首・肩のリハビリ運動を行うときのみ外します。

理学療法

  • 術後3〜4週間を過ぎた頃から外来での理学療法が開始されます。理学療法は瘢痕組織の形成を防ぎ、関節周囲の筋肉を強化することを目的とします。主な目標は瘢痕組織の蓄積を防ぎ、肩関節の機能・筋力・安定性を回復させることです。

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