腹腔鏡下虫垂切除術に必要な機器

虫垂炎(虫垂の炎症)は、開腹手術または腹腔鏡下手術での虫垂切除が必要になることがあります。腹腔鏡下手術は、3〜4か所の小さな腹部切開を行い、微小カメラと外科用器具を挿入する低侵襲手術です。最初の腹腔鏡下虫垂切除術は1981年に実施され、現在では急性虫垂炎の標準的な治療法となっています。

トロカー

トロカーは鋭い先端を持つ円筒形の器具で、腹腔鏡下虫垂切除術では3本使用してカメラや手術器具の入口(ポート)を作ります。サイズは5〜12mm、5〜11mm、5mmの3種類です。

外科医は右上腹部(RUQ)、臍下部、恥骨上部の3か所にトロカーを設置します。

手術視野を確保する器具

  • インフラトレーター
  • ベレス針
  • ラパロスコープ

ベレス針でインフラトレーターから二酸化炭素を腹腔内に注入し、手術空間を広げます。ラパロスコープは拡大された腹腔の映像を提供し、外科医はモニターで確認できます。

手術器具

虫垂を切除する際には、以下の器具で腸間膜窓を作り、結び目を締めます。

  • 5mm クローグラスパー
  • 5mm ドルフィンノーズグラスパー
  • Endo GIA™ 30(白/青カートリッジ)

ドルフィンノーズグラスパーで腸間膜窓を作った後、Endo GIA™ を用いて虫垂を切断します。

切除した虫垂の回収

虫垂を切断した後は、Endo Catch™ 10mm を使用して腹腔から回収します。外科医はRUQのトロカーポートに Endo Catch™ を挿入し、グラスパーで虫垂を捕獲して腹腔外へ取り出します。

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