鼻中隔偏位の治療と手術手順

鼻中隔がまっすぐでない状態を「鼻中隔偏位」と呼びます。鼻中隔偏位は鼻腔内の空気の流れを妨げ、呼吸がしにくくなる原因となります。先天的に生まれつきのものや、外傷によって起こることがあります。薬物療法で症状を緩和できる場合もありますが、根本的な改善には手術が唯一の方法です。

薬物療法

  • 鼻中隔偏位による鼻詰まりやいびきなどの症状がある場合、一時的な対処として市販の鼻炎薬(血管収縮薬、抗ヒスタミン薬、ステロイド点鼻薬)を使用できます。これらは呼吸を楽にする助けになりますが、根本的な治療ではありません。

手術(鼻中隔矯正術)

  • 根本的に鼻中隔偏位を改善するには「鼻中隔矯正術(セプトプラスティ)」が必要です。鼻形成術(リノプラスティ)とは異なり、手術はすべて鼻腔内から行われ、外部からの切開はありません。手術中に外科医は鼻中隔をまっすぐに整え、必要に応じて軟骨や骨の一部を切除・再配置します。

    手術は外来の手術室、専門のセンター、または病院で行われ、局所麻酔または全身麻酔が選択されます。手術時間は約2時間で、日帰りでの退院が一般的です。

手術後の経過と結果

  • 手術後は鼻腔内に止血用のパックや柔らかいスプリントを装着し、再形成した鼻中隔を固定します。術後数日は軽い出血が見られることがあります。バージニア大学医療システムによると、術後約1週間は仕事や通常の活動を控えることが推奨されています。

    完全に回復すると、鼻血や慢性副鼻腔炎などの鼻中隔偏位に起因する症状は大幅に改善し、場合によっては完全に消失します。

鼻中隔矯正術は比較的安全で効果的な手術です。症状が重い場合は耳鼻科専門医に相談しましょう。

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