灌流バイポーラフォーセプスの正しい洗浄手順
灌流機能付きバイポーラフォーセプスは、電外科装置の電流で組織を焼灼しながら、一本の爪先から生理食塩水を噴出させ、組織の焦げ付きを抑える装置です。適切に洗浄しないと爪先が組織で詰まり、手術中の性能低下や感染リスクが高まります。以下では、安全かつ効果的な洗浄手順を解説します。
必要なもの
- 外科用器具洗浄盆
- 低泡性タンパク質分解洗剤(pH7〜9)
- 金属非使用の洗浄ブラシ
- 脱イオン水
- 細先フォーセプススタイラス
- ラテックス手袋
- 外科用マスク
- 外科用ガウン
手順
- 手術直後に灌流バイポーラフォーセプスを予備洗浄します。冷水からぬるま湯で流水し、組織や血液を除去します。
- 洗浄盆に脱イオン水と低泡性タンパク質分解洗剤(pH7〜9)を混合します。濃度と温度はメーカーの指示に従ってください。
- フォーセプスを洗剤溶液に浸し、金属非使用のブラシで灌流口に詰まった組織や凝固物を除去します。浸漬時間はメーカー指示以内(最大2時間)で行います。
- 洗浄液を捨て、脱イオン水を灌流チャンネルに流し込み、残留物を洗い流します。
- 細先スタイラスで残留物を手作業で除去し、再度脱イオン水でフラッシュして完全に詰まりを取り除きます。その後、消毒・滅菌工程へ進みます。
