頸椎融合手術が失敗したらどうなる?

頸椎(首)の椎間板が変性し、非手術的治療が効果を示さない場合、頸椎融合手術が選択肢となります。米国整形外科医学院によると、この手術のリスクの一つに、椎体が正しく融合しない「融合不全」があります。

頸椎融合手術とは

手術では、頸部に切開を加えて脊椎にアクセスし、二つの椎体間にある椎間板を除去します。その空間に骨移植片(または人工骨)を挿入し、椎体同士が自然に癒合して一体化することを促します。

融合不全(失敗)の概要

融合が不十分だと、対象となった二つの椎体が結合せず、相対的に動く状態が続きます。その結果、首の痛みや不安定感が生じることがあります。

主な原因

  • 手術部位の感染:感染が起きると骨の癒合が阻害されます。
  • 骨移植片の位置ずれ:移植片が正しく固定されないと、骨が結合しません。
  • 患者の骨代謝や喫煙、糖尿病などの全身的要因。

治療法・対処法

  • 感染が疑われる場合は抗生物質投与と、必要に応じて膿の排除(ドレナージ)を行います。
  • 骨移植片がずれている場合は、再手術により正しい位置に新たな移植片を設置します。
  • 融合促進のために、電気刺激装置(骨刺激装置)を融合部位近くに埋め込むことも検討されます。

手術後の注意点

術後の安定化のため、医師の指示に従ったリハビリや生活指導が重要です。喫煙は骨癒合を遅延させるため、禁煙が推奨されます。

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