両側交感神経切除術の概要と効果

両側交感神経切除術は、体の左右両方の交感神経に対して行う迅速ながら繊細な手術で、過剰な発汗(多汗症)を抑える効果があります。

多汗症とは

多汗症は、手・足・腋下などの部位で過剰に汗が出る遺伝性の疾患です。日常生活での恥ずかしさや心理的ストレスの原因となります。

交感神経系の役割

交感神経系は体温調節や発汗を制御していますが、多汗症の根本原因が交感神経の過剰活動なのか、汗腺自体の異常なのかは現在もはっきりしていません。

手術の概要(胸部内視鏡交感神経切除術)

胸部内視鏡交感神経切除術(ETS)は、腋下から小型カメラを挿入し、胸部の交感神経を確認しながら切断またはチタンクリップで止める手術です。これにより、発汗シグナルが遮断されます。

術後の回復

全身麻酔から覚醒した時点で効果を実感できることが多く、完全に回復するまでの期間は通常1週間以内です。

主な副作用

手術に伴うリスクとして、神経損傷や体の別部位での代償性多汗(反射性多汗)が報告されています。

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