潰瘍性大腸炎に対するIPAA(回腸肛門吻合術)

潰瘍性大腸炎に対するIPAA(回腸肛門吻合術)

重度の潰瘍性大腸炎患者は、回腸肛門吻合術(IPAA)から大きな恩恵を受けられます。これは、結腸全摘術(大腸全摘)後に永久的なストーマ(排泄口)を作る代わりに、自然な排便が可能になる二段階手術です。

手術の概要

  • 第一段階:大腸を全摘し、小腸の一部を折りたたんで新しい「袋(pouch)」を作り、便の貯蔵場所とします。
  • 第二段階:数か月後に袋を肛門に吻合し、患者は自分で排便をコントロールできるようになります。

適応

  • 重度の潰瘍性大腸炎、または大腸癌リスクが高い患者。
  • 60歳未満で、重篤な全身疾患を持たない方が対象です。

メリット

  • 結腸を除去することで大腸癌のリスクが大幅に低減。
  • ストーマが不要になるため、生活の質が向上。
  • 潰瘍性大腸炎の症状が根本的に改善されます。

潜在的な合併症

  • 骨盤や創部の感染、腸閉塞のリスク。
  • 術後数週間は排便回数が増加し、場合によっては再度ストーマが必要になることも。

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