卵管結紮に使用される手術器具
卵管結紮は、将来的に子どもを望まない女性や、妊娠が健康に悪影響を及ぼす可能性がある女性に行われる手術です。手術はさまざまな方法で実施されますが、共通して使用される主要な器具を以下に紹介します。
ラパロスコープ
ラパロスコープは、腹部に小さな切開を加えて手術を行うための細長い光学装置です。小さな望遠鏡が柔軟なチューブに取り付けられた形状で、腹腔内の映像をリアルタイムで確認しながら卵管結紮を行います。
止血鉗子(ヘモスタット)
ヘモスタットは、ハサミに似た形状のロック機構付き鉗子です。卵管や周囲組織をしっかりと挟み込み、出血を抑えると同時に卵管を他組織から切り離す際に使用します。
シラステックリングアプリケータ
シラステックリングアプリケータは、先端に小さなトングが付いた装置で、卵管を器具内に引き込んでシリコン製のリング(卵管を締め付けるバンド)を装着します。その後、リングが卵管を固定した状態で器具から解放されます。
バブコック鉗子
バブコック鉗子は、卵管の一部を切除する結紮手術で使用されます。卵管の中間部を掴んで保持し、鉗子の両側で縫合した後、鉗子内部に挟まれた卵管部分を切除・除去します。
焼灼器具
焼灼器具は、電気凝固を利用した針状の装置です。組織を切断しながら同時に凝固させ、卵管を確実に破壊します。
まとめ
以上の器具は、ラパロスコピーをはじめとした最小侵襲手術において、卵管を安全かつ確実に閉鎖・切除するために欠かせない道具です。
