手術用針の種類と選び方
外科医は縫合部位、組織の種類、縫合材料、手術の要件などを考慮して手術針を選択します。手術針は形状、タイプ、太さ、長さが様々に用意されています。
切断針(Cutting Needles)
切断針は厚く密度の高い組織を切り裂くように設計されています。主に強固な組織の縫合に使用されます。
テーパー先針(Taper‑Point Needles)
テーパー先針は円形針とも呼ばれ、組織を切らずに伸ばすことで貫通します。柔らかい組織の縫合に適しています。
斜面・従来型切断エッジ針(Beveled, Conventional Cutting‑Edge Needles)
斜面型の従来型切断エッジ針は、曲げ加工後に熱処理されたステンレス鋼製で曲がりにくく、裂傷の閉鎖に頻繁に用いられます。
鈍先針(Blunt‑Point Needles)
鈍先針は組織を切断せずに分離します。先端が丸く、針刺し事故のリスクを低減します。
腸管用針(Intestinal Needles)
腸管用針は消化管、泌尿生殖器系、胆道系など漏れのリスクがある部位で使用されます。針穴はすぐに縫合材料で塞がれます。
