機械式心臓弁置換術の退院計画
退院計画
手術後の入院期間は通常5〜7日で、最初の1〜2日は集中治療室(ICU)で過ごします。この間に医療スタッフが退院指導を行い、在宅での回復に必要なスキルを患者と家族に教えます。帰宅後最低1〜2週間は、家族や友人が付き添うことが推奨され、必要に応じて専門の在宅介護サービスを利用します。例えば、ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院では、退院翌日に在宅看護評価を手配し、条件を満たす患者には理学療法、作業療法、ホームヘルパーやソーシャルワーカーの支援が提供されます。
退院前に手配ができなかった場合は、退院後2週間以内に心臓専門医とプライマリケア医の診察を、退院後4〜6週間で心臓外科医の診察を予約してください。その間、看護師が電話で経過確認を行うことが一般的です。保険適用範囲に応じて、24時間体制の専門ケアが必要な患者はリハビリテーション施設に転院することがあります。
在宅回復
多くの患者は退院と同時に自宅へ戻り、回復期間は4〜6週間と見込まれます。この期間は胸部切開部位の痛みや食欲不振が続くことが多く、うつ状態、気分変動、便秘、倦怠感、短期記憶の混乱、息切れも見られます。術後1か月は腕が極端に弱く感じ、数か月にわたり睡眠障害が続くことがあります。また、切開部位のかゆみやしびれは6か月以上続くことがあります。
活動
在宅での回復中は、徐々に活動量を増やすことが重要です。術後数週間は重いものを持ち上げることや激しい運動は避け、軽い散歩や室内の移動は問題ありません。Wake Forest University Baptist Medical Centerは「歩行は肺と心臓に良い運動です。ゆっくりと行いましょう」と述べています。階段の昇降は可能ですが、手すりを握りバランスに注意し、必要なら途中で休んでください。
衣類のたたみなど軽い家事は許容されますが、胸部に負荷がかかる動作は避けてください。運転は術後少なくとも6週間は控えるよう指導されています。
