神経手術の合併症
神経手術は主に脳神経外科医が行い、神経線維へのアクセスや圧迫解除のために神経を操作します。手術の主な適応は神経圧迫症候群や神経腫瘍です。
全身手術に共通する合併症
- 麻酔に対する反応(蕁麻疹から重篤なアレルギー反応、最悪の場合は死亡)
- 手術中の臓器損傷や血管切開による出血、臓器機能障害
- 手術後すぐの人工呼吸器離脱に伴う呼吸困難
神経操作に伴う合併症
- 神経外傷により、しびれ、チクチク感、刺すような痛み、過敏感覚、疼痛が生じることがあります。多くは一時的ですが、回復まで数年かかることもあり、稀に永久的な障害になることがあります。
- 手術中に神経線維が切断されると、永続的な感覚喪失や麻痺が起こります。特に脊髄や脳の神経を扱う場合は麻痺リスクが高まります。
術後の合併症
- 創部感染(縫合糸の有無にかかわらず)
- 血栓形成(特に長時間ベッドにいる患者や凝固障害のある患者は深部静脈血栓症のリスクが高く、抗凝固薬で予防します)
- 過度の瘢痕形成、打ち身や腫脹などの一般的な術後症状
予防・対策
- 手術前に疑問点をリスト化し、術前診察時に医師へ必ず確認することで、手術内容や合併症について十分理解します。
考慮すべき点
- 心臓、肺、免疫系など既往症は手術中・術後のリスクを高めます。外科医と麻酔科医に全ての既往症を伝え、個別リスクを評価してもらうことが重要です。
注意喚起
- 術後に疑問や異常が生じた場合は速やかに担当外科医へ連絡し、連絡が取れない場合は救急外来を受診してください。軽微な症状でも重大な合併症のサインである可能性があります。
