肩手術後に注意すべき合併症と対策

肩は柔軟性と可動域が広いため、外傷を受けやすい部位です。回旋腱板損傷や鎖骨骨折、関節分離、変形性関節症やリウマチ性関節炎など、さまざまな障害が起こります。まずはリハビリテーションなど保存的治療が推奨されますが、改善が見られない場合は手術が選択肢となります。手術後のリスクについては、整形外科医と十分に相談しておくことが重要です。

血栓(血栓症)

  • 長時間の安静や運動不足により、静脈に血栓ができやすくなります。血栓は血流を阻害し、心臓や肺へ移動する危険があります。
  • 肥満、過去の血栓症歴、がん患者は特にリスクが高いです。
  • 予防策:塩分摂取を控える、脚を組まない、1時間以上の立ち仕事は避ける、医師指示のエクササイズを行う、処方された薬を確実に服用する。

感染症

  • 手術創部や関節内での感染は重大な合併症です。手術前に抗生物質が投与され、必要に応じて歯科治療が推奨されます。
  • 糖尿病や肝臓疾患などの慢性疾患がある場合は感染リスクが上昇します。
  • 症状:発熱、疼痛、腫脹などが見られたら速やかに受診してください。

脱臼

  • 関節の骨がずれたり、急激な動きや衝撃で脱臼が起こります。術後の伸展や不自然な動きで上腕骨がずれることがあります。
  • 肘関節を安定させ、腕を後方に引く動作は避けましょう。

骨折

  • 肩手術後に骨折が起こることは稀ですが、可能性は否定できません。転倒や衝突に注意し、慎重に歩行してください。

関節不安定性

  • 手術後すぐに肩の組織が伸びすぎると、関節が不安定になり、インプラントが緩む恐れがあります。
  • 肩が十分に癒合するまで、腕の伸展は控え、医師のリハビリ指示に従いましょう。

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