脂肪吸引後の副作用と注意点

脂肪吸引は、腹部や顔、首、内腿、脚など、体のさまざまな部位から脂肪組織を除去する人気の美容外科手術です。しかし、完璧な手術ではなく、いくつかの合併症が報告されています。以下に主な副作用とその特徴をまとめました。

ヘモジデリン

  • 約4%の患者で皮膚に茶色の色素沈着が見られます。赤血球が分解されて鉄が蓄積し、炎症が起こるためです。特に内腿での長期的な副作用として報告されています。

神経障害

  • 約6%の患者で、神経の外鞘(ミエリン)が除去されることで感覚異常(チクチク感や鈍痛)が生じます。下顔面部の吸引時に顔筋に影響することがありますが、ほとんどは自然回復し、長期的な障害は残りません。

脂肪線維症

  • 約4%の患者で、皮膚の下に小さなしこりや凹凸ができ、筋肉の上に「ソーセージ状」の感覚が現れます。痛みや不快感を伴うことがあります。

血栓(深部静脈血栓症)

  • 手術後、長時間の安静や動かさないことにより、骨盤や脚の深部静脈に血栓ができやすくなります。立ち上がって足首を曲げる運動を行うことで血流改善が期待できます。

壊死

  • 過度な吸引や超音波プローブの使用で血流が阻害され、皮膚が壊死(組織の死)することがあります。部分的または全層の壊死は感染や血管損傷などの二次的合併症を引き起こす恐れがあります。

これらの副作用は稀ですが、手術前にリスクを十分に理解し、信頼できる医師と相談することが重要です。

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