核ストレステスト(トリウムテスト)の合併症と注意点

検査の仕組み

核ストレステストは、心臓への血流を評価するために放射性物質を用いる検査です。まず、トレッドミルで歩行運動を行うか、血管拡張薬(バスシルジレータ)を投与して心拍数と血管拡張を促し、心臓に負荷をかけます。

次に、チアミウムまたはセスタミビという放射性トレーサーを静脈注射し、画像撮影で心臓内へのトレーサーの分布を撮像します。その後、安静状態で数時間経過させ、再度撮像して安静時の血流を比較します。

不整脈

不整脈は心拍が速すぎたり遅すぎたりする状態です。核ストレステストで心臓に負荷がかかると、既存の不整脈が顕在化したり、新たに不整脈が出現することがあります。

狭心症の悪化

狭心症は心筋への血液供給が不足することで胸痛が生じる状態です。負荷をかけた検査中に心臓が酸素不足になると、安定狭心症として胸痛や圧迫感が現れます。これは必ずしも心筋梗塞を意味しませんが、リスクは高まります。

放射線反応

放射線量は極めて低いものの、稀にアレルギー様反応(喘息様症状や発疹)が起こることがあります。注射部位の痛みや赤みは通常すぐに軽快します。

その他の注意点

呼吸困難や放射線への過敏症歴がある場合は、事前に医師へ必ず伝えてください。また、妊娠の可能性がある女性や授乳中の方は、検査の安全性について医師と相談する必要があります。

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