経尿道的前立腺切除術後のケア
前立腺肥大(BPH)は前立腺が大きくなることで尿道が圧迫され、排尿が困難になることがあります。症状が重い場合は経尿道的前立腺切除術(TURP)が行われます。この手術では、膀胱頸部と尿道の接続部を拡大し、尿の通り道を確保します。
服薬について
手術後は疼痛緩和や感染予防のために複数の薬が処方されます。疼痛止めとしては、ベラドンナとオピウムを含むB&O坐剤が使用され、膀胱痙攣の緩和にも効果があります。また、デトロールは比較的弱い筋弛緩薬で、不要な膀胱収縮を抑えます。
腸の動きを整えるために、体積増加型下剤が処方されることがあります。さらに、尿路感染を防ぐためにマクロビド(トリメトプリム/サルファメトキサゾール)や、疼痛・灼熱感・頻尿・切迫感を和らげるピリディウム(シプロフロキサシン)などの抗生物質が使用されます。
カテーテルの管理
術後は尿を排出するためのカテーテルが陰茎に装着され、膀胱から尿をバッグに集めます。
血栓がカテーテル内にできることがあり、その場合はカテーテルの洗浄(灌流)が必要です。血栓が止まれば、通常は手術後2〜7日でカテーテルは抜去されます。
食事と活動制限
術後はすぐに普通食に戻って構いませんが、刺激物(辛い食べ物、アルコール、カフェイン)は控えてください。これらは尿路を刺激し、頻尿を招く恐れがあります。便秘防止のため、1日8〜10杯(約2〜2.5リットル)の水分摂取を目指しましょう。
術後最低2週間は以下の点に注意してください。
- 10ポンド(約4.5kg)以上の重いものは持ち上げない。
- 自動車の運転は控え、長時間の車移動は避ける。
- 激しい運動や階段の上り下りは最小限にする。
- 排便時に力むことは避け、必要に応じて下剤を使用する。
- 性行為は医師の許可が出るまで控える。通常は出血が止まってから4〜6週間後に再開可能です。
