アデノイド切除手術とは
アデノイドとは
アデノイドはリンパ組織で構成され、喉の奥、扁桃の上、鼻の後ろに位置します。呼吸器の入り口にあり、白血球の一種であるリンパ球を産生し、鼻や口から侵入する病原体から身体を守る免疫機能を担っています。
手術が必要になる理由
アデノイドが腫れると呼吸が妨げられ、いびきがひどくなることがあります。また、耳と喉をつなぐ耳管が塞がれ、慢性中耳炎や耳の痛みを引き起こすことがあります。これらの症状を改善するために、医師はアデノイド切除術を提案することがあります。
手術の流れ
手術前はアスピリンなど血液を薄める薬は控えるよう指示されます。医師は喉の診察とレントゲン撮影でアデノイドの状態を確認します。手術は口または鼻から行い、鏡や内視鏡でアデノイド組織を切除し、出血を抑えるために止血処置を行います。手術時間は通常15分から1時間程度で、ほとんどの場合は日帰りで行われますが、観察が必要な場合は一晩入院することもあります。
手術後の経過
手術後は軽い出血、口臭、喉の痛み、耳の痛み、鼻づまりなどが数日続くことがあります。回復期間は概ね7~14日です。痛みが強い場合は医師が鎮痛薬を処方します。発熱、頭痛、鼻からの大量出血などの異常が見られたらすぐに医師へ連絡してください。
留意点と合併症
手術に伴う合併症としては感染や出血がありますが、頻度は低いです。まれに、手術後もいびきや慢性中耳炎が改善しないケースがあります。
