手術器具の洗浄手順
適切に手術器具を洗浄することで、患者から外科チームや他の患者への感染リスクを低減し、錆や劣化を防いで機能を保ちます。以下では、手洗いと超音波洗浄の具体的な手順と必要な備品を紹介します。
必要なもの
- 塩素溶液
- pH7の中性洗剤
- プラスチック製(ナイロン)ブラシ
- 清潔なタオル
- 超音波洗浄機と専用洗剤
- 滅菌トング
- 乾燥トレイ
手順
手洗い
- 手術直後に温水で器具を洗い流し、血液や組織を除去する。その後、塩素溶液に10分間浸す。
- pH7の中性洗剤を入れた温水に器具を浸す。pHが低すぎると表面が劣化し、高すぎると茶色の汚れが残る。
- ナイロン製のプラスチックブラシで器具を水中でこすり、飛沫による汚染を防止する。
- 流水で洗剤を完全に洗い流す。はさみや鉗子などの関節部は開いた状態で洗う。
- 滅菌タオルで拭くか自然乾燥させ、乾燥した清潔な場所に保管する。
超音波洗浄
- 手術後、温水で器具を軽くすすぎ血液や組織を除去する。
- 材質ごとに分類し、異なる金属は同じサイクルで洗わない。
- 超音波洗浄機に中性pHの洗剤をメーカー推奨量だけ投入する。
- はさみや鉗子などの可動部は開いたまま、完全に浸るまで入れる。
- 推奨設定で5〜10分間超音波洗浄を行う。
- 洗浄後、滅菌トングで器具を取り出し、温水で洗剤を洗い流す。清潔なトレイに置き、自然乾燥させる。
