術後に起こる致命的真菌感染・ムコルミコシスの概要
定義
ムコルミコシスは接合菌門(Zygomycetes)・ムコラレス目に属する真菌です。ヒトにおける真菌感染症の第3位で、致死率が最も高いとされています。
診断
早期発見が生存率に直結するため、術後患者に対して高い疑いの意識を持つことが重要です。
リスク要因
主なリスクは糖尿病などの慢性疾患、免疫抑制薬や短期ステロイドの使用です。皮膚や軟部組織の外傷患者でも、明確なリスクがなくても致死例が報告されています。
特徴
感染は急速に拡大し、血管侵入を伴います。
症状
創部にカビが見えることが最も顕著な症状です。その他、急性腎不全や両腎の腫大が健康な術後患者に現れることがあります。
治療
早期に発見された場合、迅速な外科的除去と適切な抗真菌薬の投与で改善が期待できます。最も重要なのは、術後環境を清潔に保ち感染を予防することです。
