脊椎手術の感染症:リスク、症状、治療法

すべての手術にはリスクが伴います。特に脊椎手術は重要な神経に近い部位で行われるため、術前に合併症について十分な説明が必要です。主なリスクは麻酔に関する合併症、脊髄損傷、そして感染症です。

概要

脊椎手術は、腰痛や神経圧迫の緩和、椎体の固定、腫瘍除去など、さまざまな目的で行われます。手術の種類には、椎間板切除(ディスクエクトミー)や脊椎固定(脊椎椎体融合)などがあります。どの手術でも、術後に感染症が起こる可能性があります。

感染症とは

脊椎の感染は、頸部から腰部まで脊椎全体で起こり得ます。手術直後に創部や脊椎自体で感染が発生することがありますし、手術から数年後に遅発性の感染が起こることもあります。放置すると慢性的な痛み、麻痺、最悪の場合は死に至ることがあります。

症状

感染部位によって症状は異なります。創部に感染が起きた場合は、赤み、腫れ、熱感、痛みの増加、発熱、膿の排出などが見られます。脊椎内部の感染では、発熱に加えて頸部や背部の持続的な痛み、圧迫感、筋力低下、麻痺、腕や脚への放散痛が現れます。

治療

創部感染の場合は、抗生物質の投与が第一選択です。膿がたまっている場合は創部を再開して排膿することがあります。脊椎内部の感染には長期的な抗生物質療法が行われ、感染が脊髄を圧迫して麻痺を引き起こす場合は、外科的に排膿やデブリードマン(感染組織除去)を行うことがあります。

考慮すべき点

感染リスクを高める要因として、心疾患や静脈内投薬の使用があります。また、手術の種類や使用する器具の量もリスクに影響します。ディスクエクトミーは脊椎融合手術に比べ感染リスクが低く、金属インプラント(ロッド、スクリュー)を多く使用するほど感染の可能性が高くなります。

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