男性の精管切除(精管結紮)について
手術の概要
精管切除(精管結紮)は、男性が妊娠させないよう永久に不妊にする小手術です。30分程度で、泌尿器科の診療室で行われます。
手術手順
- 従来型手術
局所麻酔で陰嚢をしびれさせ、小さな切開を入れ、精管を少し引き出して切断します。切断した精管は縫合、熱凝固、または金属クランプで閉じます。反対側も同様に行い、切開が小さければ縫合は不要です。
- 無切開(ノースカルペル)手術
陰嚢に小さな穿刺だけを行い、切開をせずに精管を切断します。手術時間が短く、痛みや出血・感染のリスクが低減します。
術後の回復
手術後24時間は陰嚢に氷嚢を当てます。鎮痛にはアセトアミノフェンが推奨され、イブプロフェンやアスピリンは手術前後2週間は避けます。
数日間は陰嚢が腫れやすく、歩行を控え、サポート力のある下着(ブリーフやアスレチックサポーター)を着用します。激しい運動・重量物の持ち上げ・性交渉は1週間避け、仕事復帰は3日程度で可能です。
効果と妊娠防止
手術直後は精子が体内に残っているため、1〜2か月は別の避妊法を併用します。精液検査で精子が検出されなくなったことを確認したら、避妊は中止できます。
注意点
手術後48時間は入浴や水に浸かることを避け、切開部が細菌に触れないようにします。発熱、激痛、切開部からの分泌物や腫れが見られたら速やかに医師に連絡してください。
