ニッセン胃底噴流術の合併症とリスク
麻酔
ニッセン胃底噴流術は全身麻酔下で行われます。麻酔に伴う副作用はほとんどが軽度で管理可能ですが、稀に不整脈、血圧・体温の急変、心筋梗塞、脳卒中、呼吸困難、薬剤アレルギーなど重篤な合併症が起こることがあります。手術前に慢性疾患や過去の麻酔経験、アレルギー、服用中の薬について必ず医師に伝えてください。
出血
ニューヨーク・プリンストン・ホスピタルの報告によると、手術中に胃や食道が穿孔するケースは約1%です。穿孔が起きると内部出血が生じますが、ほとんどの場合外科医が迅速に止血でき、重篤化は防がれます。
消化器系の問題
最も頻繁に報告される合併症は消化器症状です。新しく作られた弁が食べ物の通過に抵抗を与えるため、飲み込む際に空気を多く飲み込みやすくなります。その結果、膨満感やげっぷがしにくくなることがあります。また、胃が膨らむことで吐き気を感じることもありますが、時間が経つと多くの患者で自然に改善します。
手術の有効性
ニッセン胃底噴流術は、手術を受けた患者の約6〜9割でGERD症状が改善するとされています。しかし、10%程度の患者は手術後2年以内に症状が再発し、再手術や別の治療が必要になることがあります。
手術を検討する際は、これらのリスクと期待できる効果を医師と十分に話し合いましょう。
