ACL手術後の感染症についての完全ガイド

前十字靭帯(ACL)は膝関節の主要な靭帯のひとつです。スポーツ中の怪我や激しい身体活動で損傷することがありますが、誰にでも起こり得ます。ACL手術は膝の安定性にとって重要な靭帯を再建するために行われます。そのため、手術後の感染は早期に監視し、速やかに治療することが必要です。

原因

ACL再建手術では、損傷した靭帯の代わりに皮膚や腱の移植片(グラフト)を使用します。手術後のグラフト感染は稀(1%未満)ですが、発生した場合は主に細菌が患部に増殖した結果です。このような感染は「化膿性関節炎」と呼ばれます。

治療

細菌が関節内に広がった場合、医師は感染部位を徹底的に洗浄するために再手術を行うことが一般的です。関節腔は血流が乏しく、抗生物質だけでは感染を抑えにくいためです。再手術後に抗生物質を投与し、再感染を防止します。ACLの移植片は血液供給がないため、体内の免疫細胞が直接届きにくい点も考慮されます。

重篤な感染

再手術と抗生物質投与でも感染が除去できない場合、感染源となっている移植片を抜去することがあります。その後、数か月の治癒期間を経て新たな移植片で再建手術を行います。

予防策

手術後の感染を完全に防ぐことはできませんが、リスクを低減する方法はあります。手術室の徹底した滅菌、手術時の予防的抗生物質投与、手術前の膝関節の消毒、術後の創部を清潔・乾燥に保つ指示を守ることが重要です。

注意点

感染後に二度目のACL手術ができない患者もいます。既存の健康状態や他のリスク要因により手術が不適応になることがあります。治療方針や追加手術の可否については、担当医と十分に相談してください。

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