卵管結紮(チューブ結紮)手術の流れと注意点
卵管結紮(チューブ結紮)は、最も効果的な避妊方法の一つです。手術による永久的な避妊は、服薬の忘れや使用ミスのリスクを排除し、99%以上の妊娠防止率を誇ります。
手術前の準備
-
卵管結紮は永久的な避妊手段であることを十分に理解し、将来的に子どもを望む可能性がないか確認してください。手術後の妊娠は極めて稀ですが、完全に不可能ではありません。再手術(卵管再建)は成功率が約50%と低いため、慎重に判断することが重要です。
手術当日は早めに病院へ到着し、前日の深夜以降は飲食を控える指示が一般的です。
手術の流れ
-
卵管結紮は「卵管を結ぶ」ことを意味し、外科医が卵管を切断、焼灼、または結紮して子宮への卵子の通過を防ぎます。通常は日帰り手術で、準備・回復時間を含めても数時間で完了します。
米国で主に行われている手術法は次の3種類です。
- ミニラパロトミー:産後に臍帯付近の小さな切開で行う方法。
- 腹腔鏡下結紮:腹部と臍帯付近に小さな穴を開け、カメラと器具で手術する方法。
- 膣式結紮:膣から卵管にアプローチする方法ですが、現在はほとんど使用されていません。
手術後のケア
-
手術後最低2週間は重いものを持ち上げないようにしてください。分娩中または直後に手術を受けた場合は、新生児以上の重さのものは持たないようにしましょう。縫合部は1日1回、清潔に保ち、柔らかいタオルで軽く乾かします。
合併症は稀ですが、感染、子宮外妊娠、血栓などが起こり得ます。卵管結紮は妊娠予防に非常に有効ですが、性感染症(STD)の予防にはなりません。
