概要

失敗した腰椎手術症候群(Failed Back Surgery Syndrome、略称FBSS)は、腰椎手術後に痛みが軽減せず、むしろ悪化する状態を指す用語です。手術自体は成功していても、患者は依然として慢性的な背部痛や機能障害を抱えることがあります。

重要性

chiroweb.comによると、腰椎手術を受けた患者の10〜40%がFBSSを経験すると報告されています。手術後の機能障害や疼痛が続くことが主な症状です。

研究結果

1998年に北米脊椎学会(North American Spine Society)で発表されたAlexis Waguespack、James Reynolds、Jerome Schoffermanらの研究では、手術(例えば椎体癒合)が技術的に成功しても、疼痛が残るケースがあることが示されました。これがFBSSとして知られています。

手術の成功率と結果

spine-health.comのデータによれば、腰椎手術の成功率は約95%とされていますが、残りの5%が期待された疼痛軽減を得られず、FBSSと診断されます。

診断ミスがもたらすリスク

手術前に背部痛の根本原因を適切に診断できなかった場合、手術は症状改善に結びつかず、FBSSになる可能性が高まります。

手術関連合併症

anesthesia-analgesia.orgの報告では、感染、外傷、出血などの手術合併症がFBSSの原因になることが指摘されています。これらの合併症は追加手術や長期のリハビリテーションを必要とすることがあります。