脊髄刺激装置(SCS)における感染症の症状と対策
感染症
脊髄刺激装置は皮膚の下に小さな切開で埋め込まれますが、切開部や装置周囲、脊髄・椎体で感染が起こることがあります。
血清腫(セローマ)は、装置周囲に体液がたまる状態で、場合によっては外科的に排液が必要です。感染を伴うと装置の除去が求められます。
手術後
手術後は腫れや内出血が自然に起こります。氷嚢で痛みを和らげることができますが、出血リスクがあるため、イブプロフェンやアスピリン、ナプロキセンなどの抗炎症薬は医師の指示がない限り使用しないでください。
注意すべきサイン
切開部の赤み、過度の腫れ、縫合部の開離、膿などの排液がないか注意深く観察し、発熱があればすぐに医師に連絡してください。発熱は体が感染と戦っているサインです。
感染予防法
医師の指示を守り、ドレッシングは清潔・乾燥を保ち、定期的に交換します。シャワーは可能ですが、入浴や温泉、プール、ジャグジーなどの浸水は最低4週間は避けてください。ゆったりした服装で空気循環を確保し、圧迫を防ぎましょう。
リスクは価値があるか
装置が痛みを完全に解消する保証はありませんが、患者は慢性疼痛が50〜70%軽減したと報告しています。合併症は稀で手術リスクは低く、脊椎専門医が適応を判断します。
