肝臓移植回復患者の運動ガイド

手術前の運動の推奨

手術前に運動を行うことは、全身の体力を高め回復をスムーズにするために重要です。新たな運動プログラムを始める前に、必ず主治医と相談してください。

運動中は活動と十分な休息のバランスを取ることが大切です。日常の軽い動きを取り入れ、体調やエネルギーの変化に応じて無理なく続けましょう。日々の変動に落胆しないことがポイントです。

具体的な運動例

  • 腕回しや側屈などの全身の可動域を広げるエクササイズは、1日1回自宅で行うと効果的です。また、ウォーキングで体力を維持しましょう。

    ベッド上でできるエクササイズも手術後の回復に役立ちます。深呼吸や咳、インセンティブ・スパイロメトリー(ゆっくり長く息を吸い、装置がフィードバックを提供)を取り入れましょう。足首を上げてつま先を天井に向け、足を屈伸させる運動や、股関節・膝の屈伸、静的大腿四頭筋運動(脚を伸ばしたまま前側の大腿筋を締め、膝裏をベッドに押し付けて5秒保持)もおすすめです。

手術後の運動

  • 手術後は心身の健康維持に運動が不可欠ですが、必ず移植チームに相談し、個別の指示に従ってください。まずはベッド上でのエクササイズを続け、数日後にはベッドサイドに座り、介助を受けながら椅子に移る練習をします。持久力とバランスが向上すれば、徐々に歩行を開始し、回復を促進します。最初はサポートが必要ですが、退院前には自立して歩けるようになることが目標です。

    初期は平坦な場所で5〜10分の短い散歩を1日4〜6回行い、徐々に時間を延ばし回数を減らします。連続で20〜30分歩けるようになったら、歩行速度を上げて構いません。休息と運動のバランスを保ち、息切れやめまいなどの症状が出たらすぐ医師に相談してください。手術後数週間は切開部や回復中の筋肉に負担をかけないよう、10ポンド(約4.5kg)以上の持ち上げや腹筋運動(シットアップ)は避けましょう。また、感染予防のため手洗いを徹底し、手で顔や口に触れないよう注意してください。

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