前方頚椎椎間板切除術・固定(ACDF)の手順とポイント

頚部手術(前方頚椎椎間板切除術・固定、ACDF)は、通常1〜3時間で行われます。以下に一般的な手順を示します。

患者の準備

全身麻酔を行い、仰向けに寝かせます。麻酔が効いたら首を消毒し、手術部位を清潔にします。自家骨移植を行う場合は、骨を採取するために臀部(腸骨)も同様に準備します。

皮膚切開

首の左右それぞれ約5cm(2インチ)の切開を行います。筋肉を分離し、食道・動脈・気管を慎重に牽引して脊椎までのトンネルを作ります。

椎間板除去

細い針で損傷した椎間板の位置を確認し、上下の椎体にスプレッダーを挿入して少しずつ開きます。その後、損傷した椎間板と破片を除去します。

神経除圧

神経根に付着した骨棘を除去し、神経根が通る孔(椎間孔)をドリルで拡大します。椎間孔形成術(foraminotomy)により、神経が十分な空間で離脱できるようにします。

骨移植・固定

椎間板空間をドリルで整形し、必要に応じて自家骨や人工骨を椎体間に挿入します。金属ロッドやプレートなどのインプラントで固定し、骨癒合を促します。

切開部の閉鎖

スプレッダーや牽引器具を除去し、切開した皮膚を縫合します。生体接着剤を切開部周囲に塗布し、止血と保護を行います。

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