腹腔鏡手術に伴う合併症と対策
腹腔鏡手術は、低侵襲で行える手術方法として多くの外科医が選択しています。胆嚢摘出術や子宮全摘出術、肥満手術などが主に腹腔鏡で行われ、手術時間の短縮や回復期間の短縮が期待できます。大きな切開をせず、2〜3か所の小さな切開から器具を挿入しますが、一般手術と同様のリスクや、腹腔鏡特有の合併症があります。
一般的な影響
- 麻酔関連の呼吸障害、切開部感染、血管損傷、出血、術後切開ヘルニアなど。これらは腹腔鏡手術に特有ではなく、すべての腹部手術に共通する合併症です。
合併症の種類
- アクセス関連合併症(切開・器具挿入時)
- 炭酸ガス(または亜酸化窒素)による腹腔内圧(腹腔気腫)関連合併症
- 手技に起因する合併症(手術部位や対象臓器により異なる)
合併症の識別
- アクセス関連では、切開や器具挿入時の血管・腸管損傷が起こります。炭酸ガスが血中に吸収されると、血液が酸性になる危険があります。
留意点
- 腸管や血管の損傷は重大な合併症で、主に手術器具による偶発的なものです。
警告サイン
- 合併症の症状は退院後に現れることがあり、異常や新たな症状が出たら速やかに医師に連絡する必要があります。
