鼓膜形成術(ティンパノプラスティ)の回復と注意点

術後の初期回復

鼓膜形成術が終わると、病院や外来手術センターの回復室へ移動します。医療スタッフは 2〜3 時間観察し、軽度の鎮痛剤と感染防止の抗生物質を処方します。耳の移植片を保護する薄いシートが装着され、くしゃみなどで移植片が外れないようにします。このパッキングは術後約 10 日で医師が除去し、移植の成否を確認します。

感染予防

経口抗生物質に加えて、耳道に直接滴下する液体抗生物質が処方されることがあります。耳道を抗生物質で浸すことで感染リスクを低減し、移植片が適切に治癒する環境を保ちます。医師の指示どおりに使用し、感染が起きないよう注意してください。

鼓膜圧の安定

術後は鼻を強くかむ、口を閉じたままくしゃみをする、ストローで飲むなど、鼓膜圧が急変する行為を避けましょう。圧力が安定すれば、移植片がずれたり外れたりするリスクが減ります。

合併症の可能性

Head and Neck Surgery Associates, P.A. のデータによれば、鼓膜形成術の成功率は 85〜90%です。しかし、術後に合併症が起こることもあります。主な合併症としては、鼓膜の再穿孔、移植片の不癒合、中耳の瘢痕、外耳道狭窄、聴力低下などが挙げられます。移植片が不十分に治癒した場合は、再手術が必要になることがあります。疑問や不安がある場合は、必ず担当医に相談し、適切なケアを受けましょう。

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