潰瘍性大腸炎手術後の回復

新しい腸の仕組みに慣れる

潰瘍性大腸炎の手術では、病変のある大腸を除去し、排泄方法を新たに構築します。代表的な方法は以下の2つです。

  • イレオストミー:小腸の末端を腹壁に開いた開口部(ストーマ)へつなげ、便は袋に排出されます。
  • イレオ肛門袋(J‑ポーチ):小腸の端部を残した直腸の一部に通し、肛門に接続して自然に排便できるようにします。

腸の切除後の体の変化は人それぞれで、解放感を得る人もいれば、体イメージの変化に戸惑う人もいます。手術後は、医師やストーマ看護師、患者会などから情報とサポートを受けることが重要です。

休息と運動のバランスを取る

腹部手術後の完全回復には数週間を要します。術後数日は特に疲れやすく、十分な休息が不可欠です。ただし、長時間同じ姿勢でいると血流が悪くなり、足や足首のむくみが出やすくなります。

適度な軽い運動、例えば短い散歩や軽いストレッチは、腸の動きを促進し、腸閉塞を防ぐ効果があります。無理のない範囲で、1日数回、10分程度の歩行を取り入れましょう。

低繊維食のポイント

回復期は腸に負担をかけないよう、低繊維食を心がけます。具体的には、以下の食品を避けます。

  • 生の果物や野菜
  • ナッツ、豆類
  • 全粒粉や種子類

代わりに、液体や塩分を多めに摂取し、消化しやすい食事を選びます。小分けにした頻回の食事が腸への負担を軽減し、栄養吸収を助けます。

術後しばらくは医師や管理栄養士の指導のもと、食事内容を調整してください。

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