クレピンガー鉗子の組織付着を防ぐ方法
クレピンガー鉗子とは
クレピンガー鉗子は腹腔鏡手術で血管や動脈を焼灼・止血するために広く用いられます。平らな2本の爪で血管や組織を挟み、電流を流すことで血液を凝固させます。しかし、使用中に組織が爪に付着しやすく、余計な組織損傷や出血を招くことがあります。以下の手順で正しく使用すれば付着を最小限に抑えることができます。
使用手順
-
電流を止める前に、まず爪を開く。多くのクレピンガー鉗子はペダルで電流を制御します。電流が流れたまま爪を開くと、爪先が熱く保たれ、組織が付着しにくくなります。
-
組織の分離が完了したらすぐに電流を停止する。組織は最初に白くなり、膨らんでから収縮します。収縮後も爪を保持したままにすると、組織が過熱・炭化し、鉗子に付着しやすくなります。
-
付着が起きた場合は、鉗子を左右に軽く揺すって爪を離す。その後、鉗子を取り外し、付着した組織を丁寧に除去してから再度使用します。
