手術創傷の合併症と対策

手術創傷の合併症は、主に細菌感染、アレルギー反応、創部の皮膚が薄いことが原因です。皮膚は通常バリアとして機能しますが、破れると細菌が侵入し増殖します。また、包帯や抗菌軟膏がアレルギーを引き起こすこともあります。皮膚が薄いと治癒が遅れやすく、合併症のリスクが高まります。

評価

創傷合併症の原因を特定するために、傷の評価が必要です。異常な裂開、発赤、腫脹、圧痛などが見られたら、医師は培養検査を行うことがあります。

血腫(ヘマトーマ)

手術創部の近くに腫れたしこりができる場合、血液が凝固して血腫が形成されている可能性があります。血腫の他の症状としては、創部からの血液の排出や止まらない出血があります。

感染症

創部周囲が温かく赤くなり、圧痛や痛みがある場合は感染が疑われます。重篤な感染症の症状には、膿が出る皮膚膿瘍、皮下組織の深部に広がる蜂窩織炎、腫脹・疼痛、創部からの赤い条状の走行、嘔吐・発熱などがあります。

アレルギー反応

包帯や薬剤、軟膏に対するアレルギーは、創部周囲に赤くかゆみのある発疹として現れます。原因物質を除去し、抗ヒスタミン薬などを使用すれば症状は軽減します。

創離(デヒシデンス)

創離とは、手術創部が異常に開く、または縁が離れる状態です。発赤・腫脹、創縁の分離、創からの排出物、組織の突出、ステープルや縫合糸が外れるなどが見られます。

治療

合併症が認められた場合は速やかな治療が必要です。感染が疑われる場合は創部の洗浄と抗生物質投与を行い、膿瘍がある場合は切開して排膿します。創が閉鎖しない場合や感染組織が残っている場合は、再手術が必要になることがあります。

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