腹腔鏡下虫垂切除術で使用する器具

虫垂は大腸に付随する小さな袋状の臓器で、機能はほとんどありません。炎症や感染が起きた場合は摘出が必要です。腹腔鏡手術では、腹部に約0.6〜1.3cmの小さな切開を3〜4か所行い、内視鏡カメラを挿入して腹腔内を拡大映像で確認しながら虫垂を除去します。

トロカとカニューレ

  • トロカは鋭い三点先端を持つ器具で、切開部を作るために使用します。トロカは細長いチューブ状のカニューレに装着され、カニューレは腹腔内へ挿入されます。手術中はカニューレを通して各種手術器具を腹腔内に導入します。

腹腔内の操作

  • インフレーターで二酸化炭素ガスを腹腔内に注入し、腹部を膨らませます。これにより外科医は十分な作業スペースを確保できます。続いてラパロスコープ(小型ビデオカメラと望遠鏡を備えた装置)を挿入し、モニターに映し出される映像で腹腔内を観察します。

虫垂の除去

  • 爪型把持具やドルフィンノーズ把持具で虫垂を持ち上げ、周囲組織から分離します。エンドGIA装置を用いて同時に切断とステープル留めを行い、虫垂を切除します。切除した虫垂は把持具で小さなバッグに入れ、切開部の一つから取り出します。

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