胆嚢摘出後の膨満感
胆嚢摘出後症候群
胆嚢摘出後症候群は、胆嚢を除去した後に現れる様々な症状を総称した言葉です。その中に腸の膨満感(膨満)が含まれます。
膨満の原因
胆汁は脂肪を分解する役割を持っていますが、胆嚢がないと胆汁は濃縮されず、脂肪分解力が低下します。その結果、腸での脂肪消化が負担になり、膨満感やガスがたまりやすくなります。
食事の工夫
脂肪の摂取量を減らすことで、消化すべき脂肪が少なくなり膨満感の軽減が期待できます。高脂肪食や膨満を引き起こしやすい食品(赤肉、飽和脂肪酸、酸味の強い柑橘類、カフェイン)を控えましょう。また、1日5〜6回の少量食を心がけ、消化を助けます。水分は1日2リットル(約2クォート)を目安に摂取し、下痢がある場合は1リットルに減らすと良いでしょう。
運動の重要性
散歩などの軽い有酸素運動は、腸内のガスを排出しやすくし、膨満感の緩和に役立ちます。術後の運動は必ず医師の許可を得て、十分な回復期間を経てから行いましょう。
注意点
胆嚢摘出だけが原因でない場合もあります。胃痛や消化不良の背後に炎症性腸症候群など別の疾患が潜んでいることも。食事や生活改善で膨満感が改善しない場合は、早めに医師へ相談してください。
