黄斑形成(黄斑パッカー)と手術の概要
黄斑形成(黄斑パッカー)は、眼の網膜の中心部にある黄斑に瘢痕組織ができる状態です。黄斑は細かい文字や顔の表情など、精細な視覚情報をつかむ重要な部位です。瘢痕ができると視界がぼやけたり歪んだりします。
治療
多くの場合、症状は軽度で日常生活に支障がないため、特別な治療は必要ありません。自然に瘢痕が消失するケースもあります。
手術
視力低下が著しい場合に検討されるのが硝子体手術(ビトレクトミー)です。硝子体を除去し、瘢痕組織を取り除いた後、生理食塩水で眼内を満たします。手術は高度に繊細で、術後の視力は改善することが多いです。
効果
手術後の視力回復は個人差がありますが、平均的には術前の約50%の視力が回復します。完全に正常視力に戻ることは稀で、回復には最大で3か月かかります。
リスク
主な合併症は白内障の進行です。手術後数年で白内障手術が必要になることがあります。その他、術後感染や網膜剥離などの稀な合併症も報告されています。
再発
非常に稀ですが、手術後に再び黄斑形成が起こることがあります。これは眼が手術を外傷と認識し、瘢痕形成のプロセスが再活性化するためです。
