後頸部脊椎固定術のステップバイステップガイド

手術手順

  1. 脊椎固定術では、骨移植片(小さな骨片)を融合させる椎体間に挿入します。移植片は自家骨(患者自身の骨)またはドナー骨(骨バンクから)を使用します。自家骨を用いる場合、まず大腿部から骨片を採取します。ドナー骨を使用する場合は、移植片を事前に検査し、感染や疾患がないことを確認します。

    次に、外科医は頸部の後方に約7〜15センチの切開を行い、筋肉と結合組織を分離して椎弓板(lamina)を露出させます。術中にX線撮影を行い、正確な位置を確認します。必要に応じて、椎弓板除去術(ラミネクトミー)や神経根孔拡大術(フォラミノトミー)などの追加処置を行うことがあります。

    骨移植片を椎体の後方に垂直に配置し、椎体同士が自然に癒合するようにします。移植片を固定するために、プレートとスクリュー、ロッド、フック、ケーブル、メッシュケージなどのインストゥルメンテーションを使用します。これらの器具は骨が融合するまでの安定性を保ち、時間とともに新しい骨が形成されます。場合によっては、ハローベルトと呼ばれる外部固定装置で首を固定することもあります。ハローベルトは頭蓋骨底部にピンで取り付けた金属リングにロッドを接続し、プラスチックや石膏で作ったキャストで首を固定します。

手術後のケア

  • 手術後は強力な鎮痛薬が処方され、痛みを和らげます。できるだけ早期に首を軽く動かすことで回復が促進され、合併症のリスクが低減します。具体的なリハビリテーションや注意点は担当外科医に確認してください。

手術(総論) - 関連記事