前立腺肥大症の手術オプションとその特徴

前立腺肥大症(BPH)は、前立腺ががんではなく拡大する状態で、年齢とともに男性に多く見られ、尿道を圧迫して尿流が弱くなることがあります。軽度の場合は水分摂取の調整やトイレのタイミングを工夫するだけで対処できますが、症状が重くなると尿路閉塞を防ぐために手術が検討されます。

経尿道的前立腺切除術(TURP)

「ロトルーター手術」とも呼ばれ、BPH手術の95%を占める標準的な方法です。全身麻酔下で内視鏡を尿道に挿入し、前立腺が尿道に突き出した部分を切除します。入院は1〜3日で、効果は高く、合併症はまれです。

開腹前立腺摘除術(Open Prostatectomy)

前立腺が非常に大きい場合に行われる従来型の手術で、腹部切開を行い余分な前立腺組織を除去します。入院期間が長く、射精障害や出血、心筋梗塞・脳卒中などのリスクがあります。

経尿道的電気蒸散術(TUVP)

短期入院で済む手術で、電極を用いて過剰な前立腺組織を蒸発・焼灼します。長期データは不足していますが、TURPと同様の副作用が報告されています。レーザー前立腺切除術も同様の原理で行われます。

経尿道的前立腺切開術(TUIP)

前立腺組織を大幅に除去せず、レーザーで小さな切開を入れ尿道を拡げる手術です。TURPに比べ再発リスクがやや高いです。

経尿道的マイクロ波熱療法(TUMT)

マイクロ波で前立腺組織を加熱し、数か月後に壊死した組織が自然に排出されます。症状改善は約3年続くとされていますが、長期的な効果は不明です。

経尿道的ニードルアブレーション(TUNA)

マイクロ波針を用いて前立腺組織を加熱し、数週間で症状が改善します。TUMTと同様に長期データは限られています。

高強度焦点式超音波(HIFU)

直腸内にプローブを挿入し、超音波で前立腺組織を90℃まで加熱して焼灼します。重度の鎮静が必要で、成功率は平均的です。

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