術後の深部静脈血栓(DVT)予防ガイド
深部静脈血栓(DVT)は、血液が凝固し血栓ができ、深部静脈の血流を妨げる状態です。主に腸骨静脈や大腿静脈で発生しやすく、術後は特にリスクが高まります。血栓は致命的になる可能性があるため、予防が重要です。
予防方法
早期離床と歩行:術後できるだけ早くベッドから起き、1〜2時間ごとに10分以上歩くことが最も効果的です。これにより下肢の血流が促進され、血栓形成のリスクが減少します。
足の位置:定期的に足や下腿を心臓より高く上げることで、静脈の血液が完全に排出され、血液の滞留を防ぎます。
弾性圧迫ストッキング:下肢全体に均一な圧力をかけ、深部静脈の血流を改善します。装着感が不快でも、血栓予防に有効です。
間欠的圧迫装置(IPC):ストッキングと併用し、足や太ももに装着した空気入りスリーブが一定周期で膨張・収縮し、血流を促進します。
薬物療法
ヘパリン注射:皮下投与により血液凝固を抑制し、既存の血栓の拡大や新たな血栓形成を防ぎます。
