肩の手術と凍結肩(シュリンクラップ)治療の選択肢
肩の痛みがしばらく続いていますか。スポーツ歴が長い方や日常の摩耗が原因の方もいるでしょう。しびれるような感覚、いわゆる「シュリンクラップ」や「凍結肩」もあるかもしれません。手術が必要と診断された場合でも、医療技術は日々進歩しています。さまざまな手術方法を理解し、医師と相談しましょう。
関節鏡下肩手術
関節鏡下手術は、現在利用可能な手術の中で最も侵襲が少ないとされています。医師は指先の爪ほどの小さな切開を数か所作り、そのうちの一つに小型カメラ(内視鏡)を挿入して手術部位をモニタリングします。
この手術のメリットは多数あります。主に外来手術として実施でき、手術時間も短く、麻酔が切れた数時間後には自宅に戻れることが多いです。また、切開が小さいため瘢痕が目立ちにくく、ココアバターなどでケアすれば時間とともに薄くなります。縫合は1〜2本の糸で済むことが多く、術後約3週間で糸は抜けます。
ただし、すべての肩手術が関節鏡下で行えるわけではありません。一部の手術は開放手術が必要です。
開放手術の特徴
開放手術は、外科医が肩内部全体、腱や上腕二頭筋まで直接確認できるため、特定の損傷に対しては回復が早く、後遺症が少ないとされています。一方で切開が大きくなるため、瘢痕が目立ちやすいというデメリットがあります。
現在のところ、どちらの手術法が優れているかは一概に言えません。回転筋板(ローテーターカフ)の断裂など、一部の損傷は開放手術でしか十分に確認・修復できないと考える医師もいれば、関節鏡の映像で十分に診断・治療でき、組織へのダメージが少ないと主張する医師もいます。
凍結肩(シュリンクラップ)の治療
凍結肩やシュリンクラップは手術で解決できるケースは少なく、主に専門的なリハビリテーションやNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)での管理が行われます。医師の指導のもと、適切な理学療法プログラムを実施することが重要です。
診断と治療選択のポイント
最も重要なのは、正確な診断を受けることです。医師と十分にコミュニケーションを取り、手術のメリット・デメリットや非手術的代替療法について質問し、自分に最適な治療法を選びましょう。
