アデノイド摘出術の合併症と対処法
アデノイドは鼻と喉奥の間に位置し、細菌を捕らえて免疫機能を助けますが、逆に細菌がたまり感染することがあります。抗生物質で改善しない場合、外科的に摘出することがあります。
手術の流れ
- アデノイド摘出は扁桃摘出と同時に行われることが多く、全身麻酔下で実施します。外科医は口を開いた状態でスプーン状のキュレットとマイクロデブライダーを用いてアデノイド組織を除去し、止血のために焼灼し、綿パックで圧迫します。
出血
- 止血処置を行っても稀に大量出血が起こり、輸血が必要になることがあります。このリスクは極めて低く、事前に医師と輸血方針を確認しておくと安心です。
感染
- 手術後は細菌が残りやすく、感染リスクがあります。予防のために抗生物質が処方されますが、腫れ、発熱、呼吸困難などの症状が現れたら速やかに受診してください。
過鼻音(口蓋咽頭不全)
- 鼻腔付近の組織を扱うため、口蓋咽頭閉鎖不全が起こり、話すときに鼻に空気が漏れやすくなります。その結果、声が鼻にこもり「過鼻音」になることがあります。
嚥下困難
- 手術部位の腫れや治癒不全により、一時的に飲み込みにくくなることがあります。通常は数日で改善しますが、長引く場合は感染の有無を含めて医師に相談してください。
