低侵襲手術で行う背部治療

低侵襲手術(MIS)は、従来の開腹手術に比べ、入院期間の短縮、痛みや出血の軽減、傷跡の大幅な減少など、数多くの利点があります。

この新しい技術を選択することで、患者は入院日数が減り、痛みや出血が少なく、従来に比べ最大80%の瘢痕減少が期待できます。低侵襲治療は、今後コンピュータ支援技術の普及に伴い、標準治療となる可能性があります。

低侵襲背部手術はどのように行われるか

低侵襲手術(内視鏡手術)は、細い内視鏡を小さな切開部から挿入し、内視鏡に取り付けられた小型カメラが手術部位を映像化して手術室のモニターに表示します。さらに、細い手術器具を別の小切開から挿入し、外科医はモニター画面を見ながら器具を操作して手術を行います。手術後は切開部を縫合し、テーピングで覆います。数か月経てば切開はほとんど目立ちません。

低侵襲手術のメリット

かつては脊椎手術の回復に1年を要することもありましたが、低侵襲技術の進歩により、入院は1〜2日、術後の痛みは軽減、回復期間は2〜3か月に短縮されます。出血量は大幅に減少し、切開は極小でほとんど瘢痕が残りません。また、全身麻酔を使用しないケースもあり、麻酔関連リスクを回避できます。

低侵襲手術で治療できる疾患

すべての背部疾患が低侵襲手術で対応できるわけではありませんが、現在主に行われている低侵襲背部手術は、脊椎固定術、側弯症矯正術、椎間板ヘルニアの修復などです。

手術リスクはあるか

感染などの合併症は、開腹手術に比べて低くなります。小さな切開は大きな創部に比べ感染リスクが少なく、全身麻酔を行わないことで麻酔に伴うリスクも排除できます。総合的に見て、リスクは従来手術と同等かそれ以下です。背部手術が必要な場合は、医師と相談の上、低侵襲手術の適用可否を検討してください。

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